内祝いの相場はお祝いの半分〜1/3!金額決めで失敗しないたった1つのポイント
内祝いの相場は、いただいたお祝いの金額の半分〜3分の1。
「そんなことくらいは知っているよ!」
「でも、結局半返しか3分の1、予算はどっちに合わせるのが良いの?」
たしかに、内祝いは「お祝いの半分から3分の1の金額を目安にする」とされていますが、本当にそれだけで良いのでしょうか?
結婚・出産の内祝いは、贈る相手のことをよく考えて選ばないとダメなんですよ。
場合によっては、半額の予算が失礼にあたることもありますし、3分の1の予算で喜ばれないこともあるんです。
「じゃあ、どうやって予算を決めたらいいの?」
安心してください!
内祝いに何度も頭を悩ませてきた、うちプラ編集部の福田和代があなたの疑問にお答えします!
この記事では、内祝いの金額を決めるときに、まずは「あるポイント」を確認することをオススメしています。
その上で金額や品物を決めると、失敗する確率もグンと少なくなりますよ。
それでは、まずは内祝いの金額を決める上で一番重要な「あるポイント」について、さっそく解説いたします!
このページの目次
予算を決めるなら「独自ルール」を必ず調べよう
予算を決めるときに、必ずやって欲しいことが1つだけあります。
贈る相手が親戚なら、あなたの親に…
送り先が会社の上司なら、会社の先輩に…
友人に内祝いを贈りたいのなら、共通の友人に…
身近な人へ、ストレートに聞いてみてください!
「親族間のルールとか決まりみたいなのってある?」
「先輩はどうやって決めましたか?」
「あなたはどれくらいの金額にした?」
特に重要なのは、家族間ルールや会社内ルールがあった場合です。
そういうときは素直に、そのルールに従うことをオススメします。
もしも、そのルール通りでは感謝の気持ちがきちんと伝わるか不安…という場合は、感謝の気持ちを綴った手紙やちょっとしたお菓子などを添えるのも良い手です。
家族間ルール、初めて聞いたかもしれませんが、案外あるものなんですよ。
実際に、私の嫁ぎ先では「(内祝いなどの)親戚へのお返しは気持ち程度の商品券」というルールがあって、とてもびっくりしました。
もし私が何も知らずに半返しをしていたら、
「お祝いを突き返された」
「あの嫁とはどう付き合えばいいのかわからない」
なんてことになっていたかもしれません…。
自分の周りのルールを知ることは大切だと思いませんか?
礼儀正しさは大事ですが、地域や風習によっても「礼儀正しさの基準」が異なるということをよく頭に入れておいてくださいね。
こんな場合は要注意!贈る相手のことをよく考えよう
内祝いの金額を決めるには、まずは贈り先に独自のルールがないかを確認し、独自ルールがなければお祝いでいただいた金額の半分から3分の1を予算にすることが基本です。
ただし、これから紹介するパターンもきちんと理解しておかないと、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがありますよ…!
高額のお祝いをいただいている場合
もしもあなたが、お祝いで数万円以上の金額をいただいている場合は注意が必要です。
数万円以上のお祝いに、半返しや3分の1返しをするととても高額な内祝いになってしまいますよね。
そうすると、相手をとても恐縮させてしまうことがあるんです。
場合によっては、お祝いを返したように受け取られて失礼にあたる、なんてことにもなりかねません。
祝福したいという気持ちから贈ってくれたお祝いなんですから、失礼にあたることはしたくありませんよね?
親戚や職場の上司、目上の方からは特に高額なお祝いをいただくことがあります。
そういうときは「必ずきっちり半返し!」という考え方にはせず、気持ち程度の品を贈るなど柔軟に対応するように心がけましょう。
目下の方からお祝いをいただいた場合
お祝いをくれた相手が、職場の後輩など目下の人に当たる場合も、半分から3分の1ルールに固執しない方が良いとされています。
目下の人からお祝いをいただいた場合は、その8割〜同額程度の品物を内祝いとして贈るのが、目上の者のマナーです。
ただし、お祝いより高額のものになってしまうと相手が恐縮してしまうので、注意してくださいね。
結婚式を挙げていて、お祝いをいただいた場合
「結婚式の参列者からお祝いをもらったときは、内祝いってどうするの?」
相手が結婚式の参列者の場合、基本的に引き出物=内祝いです。
でも、ご祝儀の他にもお祝いをいただいてしまった、なんてこともよくあります。
そういうときは、内祝いとして、相手が恐縮しない程度のちょっとした日用品などのギフトを贈りましょう。
この時も、半分から3分の1の金額にこだわる必要はありませんよ。
職場などから連名でお祝いをいただいた場合
会社の人たちや、仲の良い友人同士から連名のお祝いをもらう場合もありますよね。
連名でお祝いをもらったときは、お祝いの半額程度の菓子折りなどを1つ贈り、中身を配ることもできます。
でも、連名でお祝いをいただいたら、個別に一人ずつ内祝いを贈るほうがより丁寧なマナーですよ。
次の式を参考にして、予算を計算してみてください。
(いただいたお祝い÷グループの人数)÷2=1人分の予算(半返し)
結婚式に参列しない人からお祝いをいただいたときはどうするの?
結婚式に参列する人への内祝いは引き出物ですが、もし参列しないかたからお祝いをいただいたときは、基本通り半分から3分の1の金額を目安に内祝いを贈りましょう。
「お返しはいらないよ!」と言われている場合
お返しはいらないからね!と、こちらに気を遣って言ってくれる人も中にはいますよね。
そういうときは、必ずしも熨斗をつけてきっちり半返ししなくても良いんですよ。
相手と会うときにお土産を持って行ったり、ホームパーティーに招待するなど、機会を見つけて感謝の気持ちを伝えましょう。
このときも、相手があまりに驚いたり恐縮したりしない程度のささやかな金額のギフトを選ぶようにしましょう。
【補足】結婚内祝・出産内祝を贈る時期
1点補足になりますが、内祝いを贈る時期についてあなたは知っていましたか?
基本的には「お祝いをいただいてから1ヶ月以内、もしくは1ヶ月半以内に内祝いを贈る」のが良いとされています。
できれば、結婚内祝いはお祝いをもらってから1ヶ月以内に贈りましょう。
また、出産内祝いは正式にはお宮参り(生後約1ヶ月後)くらいまでに贈るのが良いとされています。
内祝いは贈るのがベスト!贈らないと思わぬトラブルにも…?!
「なんだかいろんな決まり事があって、内祝いを贈るのが面倒に感じてきた…」
中には、そんなかたもいるのではないでしょうか?
でも、ちょっと待ってください!
内祝いを贈って感謝の気持ちを伝えることは、とっても大切なんですよ。
「お祝いをあげたのに、内祝いどころか連絡1つない。今後の付き合いは控えます」
「内祝いの品物がどう見てもふさわしくなかった…もうお祝いは渡さないかな」
なんて声もあるんですよ。
そんな事態におちいらないためにも、ここで内祝いの基本をもう一度おさらいしましょう!
内祝いの由来は家祝い。感謝の気持ちを伝えることが重要!
「内祝い」とは「うち祝い」、元々は「家(うち)祝い」とも言われています。
家の中でおめでたいこと(結婚や出産など)があったときに、その幸せをおすそ分けするという意味で近所の人たちへお祝いの品を配った、というのが「内祝い」の始まりとされているんです。
現在では、結婚や出産のときにいただいたお祝いに対してお返しの品を贈るのが、一般的な内祝いです。
このように、時代の移り変わりとともに内祝いの認識や意味合いは変わって来ています。
でも、「相手に日頃の感謝の気持ちを伝えたい」という想いは一緒。
内祝いは、相手にどうしたら喜んでもらえるか?をしっかりと考えて、金額や品物を選ぶことが大切なんです。
さらに、
「お祝いをいただいたらすぐに、まずはお礼の電話をする」
「相手に品物がいつ届くかを連絡し、その際にも感謝の気持ちを伝える」
「内祝いの品物と一緒に手紙を同封する」
などなど、内祝いを贈るときのちょっとした気遣いで、感謝の気持ちをより伝えることができますよ!
内祝いが原因で、長年の付き合いも解消…?!
「友人が出産したときに、お祝いで1万円を包みました。でも、その後内祝いがなかった上に、そもそもお礼の連絡もなくて…。今二人目を妊娠中らしいのですが、もうお祝いは渡さないつもりです」…20代女性
「友人からの内祝いが、1,300円のクッキー詰め合わせでした。私は結婚祝いで2万円を渡したんですけどね。ちょっと品物にびっくりして、失礼だとは思いつつも思わずネットで調べたら、値段がわかってしまって。今後の付き合いはよく考えようと思いました」…30代女性
こんな意見を読んで、あなたはどう思いましたか?
内祝いを贈らず、連絡すらしなかったり、あまりに予算の相場マナーから外れたギフトを贈ってしまうと、せっかくの付き合いも疎遠になってしまう…なんてことが実際にあるんです。
あなたを祝福したくてお祝いをくれた相手なのですから、今後も大切に付き合っていきたいですよね?
相手のことをよく考えて、マナーを守った内祝いをきちんと贈りましょう!
まとめ
この記事で紹介した、内祝いの金額を決める上で1番重要なポイントは「家族や会社などの独自ルールを事前に調査する」ことでした。
でも、そもそも内祝いを贈るときに1番大事なのは、相手に感謝の気持ちを伝えること。
どうしたら相手が喜んでくれるのか?をよく考えて、できる範囲で心配りすることも大切にしてくださいね。
そうすればきっと、内祝いを贈った相手にも喜んでもらうことができますよ!
この記事のおさらいポイント
- 内祝いの金額を決めるときは、まずは家族や会社などでそれぞれの独自ルールがないかを、身近な人にしっかり確認する。
- 相手との関係性をよく考えて、1/2〜1/3の金額だけにこだわらず、ふさわしい金額や贈り方を考える。
- 内祝いは感謝の気持ちを伝えることが重要。ちょっとした気遣いからも想いを伝えることはできる!
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